【キャンベラ16日AAP】VIC州の緊急サービス長官のブルース・エスプリン氏は、VIC州の山火事による死者数が300人に到達する可能性があるというのは噂によるものとした。
多大な被害をもたらした山火事の死者数は181人に留まっており、約70人が重傷を負ったとされる。ブルース氏は焼失した建物の調査が終了すれば死亡者数が増えることは予想されるが、死者数が300人に到達するかどうかに関してはコメントを避けた。人々は総死者数に焦点を当てるのではなく、個人の死に注目する必要がある。
16日には1983年に発生した「灰の水曜日」から26年目を迎えることから、先週末の「暗黒の土曜日」で生き残った者は歴史から力を得ることができるだろう。「先のことを考えることは難しいかもしれないが、灰の水曜日で消滅したコミュニティーは復興した。火事で被害を受けたコミュニティーも必ず再建される」とブルース氏。