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「日本の不況は豪の輸出経済に影響」 貿易大臣

 【キャンベラ18日AAP】オーストラリアの最大輸出相手国である日本が35年ぶりの経済スランプに陥っていることで、オーストラリアの輸出経済に影響が出ることが懸念されている。

 今週発表された昨年10月―12月期における日本の経済成長は3.3%減少で、1974年以来最悪の経済実績となった。与謝野馨経済財政大臣は「日本は戦後最悪の経済危機に直面している」と述べた。

 日本はオーストラリアの総輸出量の20%を占める最大輸出相手国であることから、サイモン・クリーン貿易大臣は、「日本の不況はわが国の来年の輸出収益に影響を与えるであろう」と述べた。

 しかしながら、たとえ日本からの需要が減ったとしても、豪州準備銀行(RBA)は中国やインドの経済が引き続き好調であることから、豪州経済に対する打撃もいくらかは緩和できるであろうとみている。

 RBAの経済担当理事補佐であるマルコム・エディー氏は会議の中で、世界でも最も人口が多いこの2国は将来に向けさらに経済成長できる余地を十分に持っていると話した。

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