【シドニー19日AAP】野党は、ラッド政府は日本の捕鯨活動を阻止する目標を断念したのかと非難している。
これは、18日夜に行われたピーター・ギャレット連邦環境大臣のスピーチを受けたもので、ギャレット大臣はこの中で「我々の長期目標は、いわゆる調査捕鯨と呼ばれるものも含め、商業捕鯨を完全禁止とすることである」と述べた。
野党環境スポークスマンのグレッグ・ハント氏は、連邦政府は選挙中、日本を国際法廷に訴えると公約し強気の姿勢だったのに、今は捕鯨問題解決に関し「あやふやで希望を先延ばししている」として、「まるで連邦政府は捕鯨阻止活動に関して白旗を揚げたようであり、完全に日本の勝利だ」と話した。
「捕鯨問題を真剣に考えるオーストラリア人たちにとっては非常に残念なことである」とハント氏。