【パース20日AAP】TAFEの講師が生徒から集めた数十万ドルをギャンブルに使った事件の裁判が行われ、被告に実刑5年の判決が下された。
WA州汚職犯罪委員会は20日、グラハム・マイケル・ブレッカー被告(51)が、35もの窃盗罪と4つの詐欺罪のかどで服役し、3年後に仮釈放の権利を得るとしている。
検察側は裁判で、ブレッカー被告がパースの学校に初級の投資家コースを開講するよう持ちかけ、被告本人がコースの構成と指導を担当した。開講されたコースで、ブレッカー被告は、資金投資によって株式市場を観察して先見眼を磨くというアイデアを生徒たちに持ちかけた。同被告は、集めた資金を上場企業の優良銘柄株に投資すると話していたという。
これに対して弁護側は、ブレッカー被告が詐欺師ではなく、投資の決断が非常に悪く、大きな判断ミスがあったとし、同被告が生徒の資金を返すつもりであったと主張した。