一般

オーストラリア-ニュージーランド間のフライトを国内線扱いに

 【シドニー22日AAP】オーストラリアとニュージーランド間のフライトが国際線ではなく国内線として扱われることが決定した。シドニー・サンデー・ヘラルド紙の報道によれば、この変更によって、将来的には厳しい入国審査がなくなり、航空運賃が最大30%削減されることになるという。オーストラリアとニュージーランドでは、すでに2国間航空自由化協定が実施されており、輸送業者の規制が緩和されている。

 2年間の交渉の末、両国の税関局では、搭乗前の税関審査の試行を計画している。ニュージーランドのオークランド国際空港では、昨年9月から、オーストラリアへの入国を迅速化させるために「スマートゲート」と呼ばれる自動出入国管理システム3台が設置されている。

 ニュージーランド航空、カンタス航空、ジェットスター航空、パシフィックブルー航空は、2国間のフライトが国内線扱いになることで、運賃が最大30%安くなるとしている。

 試行期間を経た後、アメリカ-カナダ間や、EU加盟国内で取り入れられているものに似た通関システムの構築が検討される予定。出発地で審査に通れば、乗客は相手国のどの空港にも、国内線客と同じように入国できるようになる。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら