【アデレード29日AAP】 起業家で大富豪のイーロン・マスク氏が29日、アデレードで講演し、自身が設立したスペースX社で今後、新たなロケットや宇宙船の開発に乗り出すと大胆な展望を明らかにした。さらに同氏は、人類が2024年までに火星を植民地化するとの見方も示している。
マスク氏は最初の宇宙船を2018年に着工するとしており、5年以内に火星に向けて打ち上げることに自信を持っていると話した。2022年までに、有人の宇宙船2隻を火星に送り込みたい考えだ。スペースX社はすでに、火星の回りを自転する宇宙ステーションに取りかかっているという。
さらに、宇宙船の建造方法を使用し、ロサンゼルスからシドニーまでを30分以内で結ぶなど、世界中のどこにでも乗客を輸送出来るようにするという。イーロン氏によると、惑星間をつなぐ宇宙船は全長48メートルで40室のキャビンからなり、一度に3人を輸送可能となっている。