【シドニー24日AAP】シドニー北部ワルーンガにあるエリート校、ノックス・グラマー・スクールで1980年代に起きた生徒へのわいせつ行為に絡み、現役教師と元教師の2人が既に逮捕されているが、24日、また別の元教師(59)が逮捕された。
既に逮捕されている元教諭のバリー・ティフィン・スチュワート容疑者(71)は1984年から1987年の間に起きた4件の児童関連わいせつ罪で起訴され、18日、ホーンズビー地方裁判所に出廷した。また同校の6年生の担任教師であるクレイグ・トレラー容疑者(49)は、1986年に生徒2人に対しわいせつ行為をしたとして起訴されており、17日、保釈申請を却下された。
オールド・ノックス・グラマリアンズ協会のイアン・マクファーソン会長は24日、ノックス・グラマー・スクールの元生徒たちに対し電子メールを発信。その中で、学校のカウンセラーと話をしたい人は同校まで問い合わせるようにと呼びかけるとともに、「ノックスでは生徒の安全と幸福が最重要事項であり、この意味で我々はカウンセラーやコミュニティと共に活動している」と述べた。
またマクファーソン氏は、この電子メールの中で「今回の件については裁判で取り扱われていることから学校側としては質問に回答し、またコメントをすることはできない」と述べた。