【ブリスベン4日AAP】QLD州保健局は4日、ケアンズ在住の高齢の女性が今週始めにケアンズ基地病院でデング熱のために死亡していたことを明らかにした。
同保健局によると、死亡した女性はその他の健康上の問題を抱えていたということだが、デング熱の検査では陽性だったとして、「デング熱がおそらく死因であろう」と述べた。
昨年12月上旬にケアンズで3型のデング熱が流行し始めてからこれまでに556件の症例が確認されている。またその他にも、タウンズビルで1型が55件、ケアンズで2型が2件、イニスフェイルでは4型が1件確認された。
QLD州保健局の公衆衛生医であるジェフリー・ハンナ氏は、「デング熱の流行はこの20年間でより一般的なものとなっている。その要因として特に海外旅行者数が増えたことが挙げられる。より多くのQLD州北部に住む人々がデング熱にかかりやすくなるということだ」と述べた。