政治

ラッド首相とコステロ氏が非難合戦

 【キャンベラ5日AAP】経済問題や温暖化対策などをめぐり、ケビン・ラッド首相と自由党のピーター・コステロ氏はお互いを非難しあった。

 コステロ氏は、労働党の選挙公約である排出量取引スキームを来年開始することや新労使関係法の「ワーク・チョイシス(Work Choices)」の廃止を遅らせるべきであるとラッド首相に喜んで助言したいと話した。また同氏は、ラッド首相はしゃべりすぎで、話す前に考えるべきだとも述べた。

 一方のラッド首相は、自由党では、世界恐慌の最中に就業問題に取り組むよりもタームブル党首とコステロ氏の党内争いが繰り広げられているとした。またコステロ氏が自由党の党首になることは不可避だとも述べた。

 コステロ氏はハワード前首相のもと連邦財相を約12年務めた。ラッド首相率いる労働党が勝利を収めた2007年の選挙後、自由党党首の座を断念してからは役職につかず一般議員として活動している。

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