政治

ACTU、新職場関係法の導入を要求

 【キャンベラ9日AAP】オーストラリア労働組合協議会(ACTU)のシャラン・バロー会長は、新職場関係法に関する議論で労働者の権利が軽視されれば、労働者は裏切られたと感じるだろうと語った。

 また、バロー会長は世界金融危機の影響を受ける今、労働者の権利や保護はより一層重要であるとした。ACTUは9日、経済の危機的状況の中で労働者を保護するための法律を迅速に導入することを求めるキャンペーンを発足した。

 10日、問題視されている保守連合のワーク・チョイス法に代わる労働党の職場関係法に関する議論が上院で開始する。ジュリア・ギラード職場関係相は今週、無所属の上院議員と話し合いを開始し、2週間で公平な労働法の可決を目指している。

 バロー会長は「労働者の権利や保護は現在仕事に不安を抱いている労働者にとってさらに重要な内容となる。不当解雇に対する保護は不可欠で、基本的にはより強固なセーフティーネットで補強し、労働者が権利を喪失しないようにする」とABCラジオに語った。

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