一般

動物園内でゴリラが逃走、バナナで捕獲される

 【メルボルン10日AAP】9日、メルボルン動物園で、ゴリラが囲いから脱走したが、20分後にバナナにおびき寄せられて捕獲された。

 ゴリラのヤキニは、9日午後5時ごろに囲いから脱走した。係員がバナナ1房を使ってゾウの小屋にヤキニをおびき寄せ、獣医が鎮静剤を打った。当時、動物園は閉園時間が近づいており、園内にいた客はお土産屋など、周囲の建物に避難するよう誘導された。けが人はなかった。

 ダン・マロニー園長は「私は動物園で25年間勤務してきて、見ることは全て見たと思っていたところで、この事件が起きました」、「ヤキニはパニック状態にならずに、非常に落ち着いていました。この種の動物はとても賢く、ヤキニもこれまでの9年間に色々と学んだようです」とコメントしている。

 ヤキニは15分間意識を失い、その間に捕獲網に入れられ、小型トラックで父と兄のいる囲いへと連れ戻された。その後、血液検査や歯科検診などを受けている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら