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カード利用限度額の規制強化へ 財務相

【キャンベラ19日AAP】  連邦のモリソン財務相が進める、金融セクターの規制強化の一環として、クレジットカードの利用限度額の上限が規制される見通しであることが分かった。銀行などの金融機関に対しても、上限の引き上げを禁止するなどの変更を求めるとみられている。

 

モリソン財務相は議会において、クレジットカードの負債や金利負担に苦しんでいる人が多すぎると指摘。低所得者のカード所持者のうち、30%以上が金利付きの借金を抱えており、現在の規制では十分に保護されている状況にないと懸念を示した。

 

さらにモリソン財務相は、カード会社が利用限度額を判断する際、返済可能な最小限の金額に基づいて判断しているため、利用者には度を越した返済限度額が認められていると批判。その結果、負債が膨らむ悪循環に陥っているとして「負債者救済のためにも、カード市場の競争を向上させるためにも必要な改革」と述べた。

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