【キャンベラ20日AAP】 民間航空安全当局は20日、無人の飛行航空機ドローンに関する飛行規制を強化する方針を明らかにした。他の航空機との衝突の防止やプライバシーの保護が目的で、消防や警察による活動が行われている地域での飛行は原則として禁止される。
民間航空安全当局のカーモディ局長は、規制強化について、娯楽として楽しまれているドローンの使用を禁止する意向はないとした上で、「公共の安全は守られるべき」と説明した。ドローンの操縦者は、地方部の管制塔がない空港やヘリコプターの発着地点から、5.5キロメートル以内での飛行が禁止される。
この他にも、操縦者は一度に複数のドローンを飛行させることが出来ない一方、ドローンの飛行高度を常に400フィート以下に保つ必要がある。また、ドローンを操縦していない人から少なくとも30メートル以上の距離を保ち、人の大勢いる場所での使用も禁じられている。