【アデレード20日AAP】 自動車大手GMホールデンは20日、SA州アデレードの生産工場を閉鎖し、オーストラリア国内での自動車生産の歴史に幕を下ろした。同社のマーク・バーンハード社長は、従業員に対し「心から感謝している」と謝意を述べた。
バーンハード社長は、2013年に工場の閉鎖が決定した後、同社は従業員に尊敬の念を持って対応することを最優先にしてきたとした上で、「長年にわたりホールデンやサプライヤーで業務に従事してきた人々に感謝する」とコメントした。
アデレードの工場は20日、ホールデン・コモドアの生産で業務終了を迎え、最後まで残った従業員らが無事にこの日を迎えたことを祝った。同工場が1948年の操業開始からこれまでに生産した自動車の総数は約769万台に達した。