【キャンベラ19日AAP】 連邦政府のターンブル首相は、NZの新首相に就任が決まった労働党のジャシンダ・アーダーン議員と電話で会談し、建設的な協力関係を築いていくことで合意したことが分かった。初めてとなる電話会談は「驚くほど温かくフレンドリー」だったと伝えられている。
アーダーンNZ次期首相は記者に対し、オーストラリアとNZの間における相互利益や両国の関係強化について意見交換をしたと明かし、「近いうちにオーストラリアを訪問する希望を伝えたところ、ターンブル首相は歓迎してくれた」と話した。
NZの労働党に対しては、連邦のビショップ外相が今年8月、同党と信頼関係を築くのは難しいとする内容の発言をしたが、ターンブル首相は「過去の出来事を掘り起こしている時ではない」と述べ、「これまで何世代にもわたってそうであったように、異なる政治理念を越えて協力していけると信じている」と述べた。