【ダーウィン17日AAP】 NT準州は、ドン・デール少年拘置所について、今後3カ月以内に閉鎖することを決定した。さらにNT準州政府は、少年に対して催涙ガスが使われていた、高度セキュリティ部門を直ちに閉鎖することも決めた。
NT準州の同施設では、職員などによる少年たちへの暴言や暴力が問題となり王立委員会が進めていた調査について、17日に報告書を提出した。同委員会は、「犯罪には厳しく」というこれまでの方針から、リハビリテーションやコミュニティー主導の更生へと、大幅な転換を求めている。さらに、刑事責任が問われる年齢を10歳から12歳に引き上げることも提案している。
これを受け、NT準州のガンナー主席大臣は「原則として」これらの提案を支持する姿勢を示している。さらに、これまでで最大規模となる包括的な改革を進めることを約束し、少年対象の司法施設を設置するために5000万ドルを拠出する方針を示した。