【キャンベラ17日AAP】 英国籍との二重国籍である可能性が高いとして議員を辞職した、自由党のアレクサンダー議員について、英国当局は同議員が英国籍を保持しているかどうかは証明出来ないと判断したことが分かった。アレクサンダー議員が選出されたベネロング選挙区では、同議員の辞職を受け、12月16日に補欠選挙が予定されている。
アレクサンダー議員は、英国籍を保持しているか不明な時点で、保持している場合にはこれを放棄する意志を示していた。英国当局は国籍放棄の意志を受け、現時点で同議員に英国籍がないことをあらためて確認したが、そもそも英国籍を持っていたかについては不明のままとなっている。
アレクサンダー議員は「私はオーストラリア人だと、英国当局から正式に通知を受け取った」と述べ、議員を辞職したことについても、二重国籍である可能性が高かったためだとして、正しい判断だったとの考えを示している。ただ、憲法の専門家は早まった決断だったとの見方を示している。