【キャンベラ21日AAP】 ANZロイ・モーガン社が実施した最新調査によると、失業率は過去5年で最低の5.4%に減少した。消費者信頼感はこれに伴い、過去16週間で最も高くなった。
オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は7日の月例理事会で、「予想されるインフレの緩やかな上昇とさらに厳しい労働市場状況から、賃金上昇率への圧力は高まる」との見解を示した。また、失業率は減少し続けるものの、先進諸国における賃金上昇率は低いままと指摘。「グローバル化やテクノロジー化による労働市場の需要の変化を理由に、賃金上昇への反応が乏しくなっている」との見方を示した。
別の調査では、伸び悩む収入によって、クリスマスの支出は昨年同様に抑え気味と予想された。「昨年よりプレゼントの予算を上げる」と答えたのは、2009年の調査開始以降最低の消費者10人中わずか1人。3分の1弱が「昨年より予算を減らす」、54%が「同額」と答えた。