【アデレード22日AAP】 SA州はこのほど、心臓マヒなどで応急処置の際に使用される自動対外式除細動器(AED)について、場所や所有者を把握することで、患者にいち早く処置を施せるよう環境整備を行うことを決めた。AEDを所有する個人や団体に登録を呼びかけている。
SA州のマリノースカス保健相は、AEDを所有する企業やコミュニティーグループ、個人に対し、AEDが一般に貸し出し可能である場合には、所在地などの必要な詳細を登録して欲しいと要請している。
マリの―カス保健相は、オーストラリア国内で現在、病院以外の場所で心停止となった場合の生存率は10%だとした上で、「AEDの使用に加え、正しい心配蘇生法(CPR)が今よりも普及すれば、生存率をさらに引き上げることが可能だ」とコメントした。