国際

マヌス難民収容所 退去拒否で逮捕者も

【キャンベラ23日AAP】  オーストラリアへの移民を希望する難民が収容され、すでに閉鎖しているマヌス収容所で23日、パプアニューギニアの警察が収容所に残っている難民に対し、速やかに退去するよう通告を行ったことが分かった。数人の難民がこれを拒否し、逮捕者も出たもようだ。

 

イラン人難民でマヌス収容所に残留していたバルーズ・ブーチャニさんは、「パプアニューギニアの警察官らがシェルター、タンク、ベッドなどすべてを破壊している」などのメッセージを自身のツイッター上に投稿した。ブーチャニさんはその後、警察によって逮捕されたとみられる。

 

一方、ダットン移民相は、政府は難民たちが一時的な収容所から退去することを強く望んでいるとした上で、「借家人のために新しい家を建てたのに、古い家からどうしても出て行かないと言っているのと同じだ」と述べ、「難民には、オーストラリアの納税者が1000万ドルを支払って建てられた施設に、早く転居してもらいたい」と訴えた。

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