【キャンベラ24日AAP】 オーストラリア海軍の哨戒艇の受注先が、ドイツの造船会社ルーセン(Lurssen)に決まったことが分かった。建造費は約40億ドルとなっており、同じくドイツのファスマー(Fassmer)、オランダの造船会社ダーメン(Darmen)が入札していた。
連邦のターンブル首相によると、哨戒艇の建設は来年末までにSA州で始まる予定であることを明かし、「危機や困難に直面する時代に、オーストラリアの雇用、労働者、鉄鋼業、海軍が国民の安全を守る」と述べた。建造される12隻は、現行のアーミデール級哨戒艇との交代が決まっている。
建造に関しては、最初の2隻がSA州アデレードで建造され、その他はWA州ヘンダーソンで2020年より建造される。連邦のパイン国防相は、「利用できる人的資源は使って、この主要なプロジェクトへの国民の参加を最大にする」とコメントした。