【シドニー24日AAP】 NSW州で今後、全自動車両の実用化を進める際、少なくとも150の交通法の変更が必要であることが、無人車両に関するカンファレンスで明らかになった。NSW州のペイビー道路相、道路サービス会社NRMAのトランパー社長などが、法改正について話し合った。
トランパー社長は、例えば、車両が自動システムを作動させていた場合、第三者保険において誰が事故の責任を負うのかなどを明確にするなど、この新しいテクノロジーを法制化する場合には、「州政府が行う仕事は少なくない」と述べた。
一方、専門家は「エレベーターは運転士によって操作されていたが、無人となった際には誰もが恐怖を感じた」と述べ、無人車両もいつか人々の恐怖心が取り除かれ、安心して乗車できるようになるとの見方を示した。