【キャンベラ25日AAP】 連邦のターンブル首相は、エジプトのシナイ半島北部のモスクを狙ったテロ事件で230人以上が死亡したことについて、「おぞましく野蛮な行為」だと強く非難した。武装勢力が爆弾や銃を使って、金曜日の礼拝に集まった人々を襲撃したとみられ、エジプト国内で起きたテロ事件としては過去最悪の規模だという。
カイロのオーストラリア大使館によると、同事件で被害にあったオーストラリア人はいないとの連絡がエジプト当局から入ったもよう。ターンブル首相は、イスラム系のテロには断固とした態度でのぞむとした上で、「被害者の家族に哀悼の意を表するとともに、負傷者には一刻も早い回復を願う」とツイートした。
最大野党のショーテン党首とウォング影の外相もまた、共同声明を発表し、礼拝施設を狙った襲撃を強く非難した。エジプトでは今年、キリスト教の一派であるコプト派を狙ったとみられる襲撃事件が、カイロ、アレキサンドリア、タンタで発生している。