【ブリスベン26日AAP】 科学者たちがグレート・バリア・リーフの珊瑚の飼育の研究に着手し、環境保護の仲人役として介入することが、世界的にも注目されるプロジェクトとなるとみられている。
研究を行っているサザンクロス大学のピーター・ハリソン教授によると、ヘロン島のリーフから採集した珊瑚の卵と精子を百万以上の幼生に成長させた後、自然に戻して経過を観察したところ、100群体が生き残り、無事に成長しているという。
ハリソン教授は「珊瑚の飼育が成功すれば、グレート・バリア・リーフだけでなく、世界中の珊瑚を救うことができる」と説明した。