政治

VICで電気料金をリベート 来年から

【メルボルン26日AAP】   高騰する電気料金に悩む家庭を支援する目的で、VIC州政府は電気料金のリベート(一部割り戻し)を行うと発表した。

割引なし基本電気料金プラン、または期限切れプランのおよそ28万5000世帯が対象となる。コンセッションカード保持者や年金受給者は720ドル、ほかは250~440ドルのリベートが受けられる。リベートは、来年1月1日から電気料金の明細に適用される。州政府は、電力会社が今後も料金を引き上げた場合のさらなる対応について、否定していない。

州野党自由党は、リベート対象は10世帯中1世帯のみだとして、州政府は“パニック発言”をしていると批判した。

先立って、電力会社オリジンは同州で来年から基本電気料金を14.4%引き上げると発表した。引き上げは、発電所の閉鎖後に全国電力市場(NEM)が管轄する卸売電力価格が著しく引き上げられたことによるもの。

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