【キャンベラ27日AAP】 全国ブロードバンドネットワーク(NBN)サービスを展開するNBNCo社は27日、“顧客の満足体験改良”を理由に、ハイブリッド型同軸ファイバー(HFC)の展開を一時停止すると発表した。遅れは6~9か月と警告される。
事業・世帯およそ300万軒で、HFC経由でNBNに接続する予定だ。100万軒近くでHFC経由接続の準備が整っており、37万軒で既に接続済み。
NBNCo社のビル・モロウ責任者は、「プロバイダーとユーザー双方により良い体験を達成するには、時間がかかる」と声明を発表した。一方、「2020年までに事業・世帯800万軒に接続する目標は達成できる」と自信を示している。
プロバイダー各社には変更が通知された。住所から接続日の変更を消費者が確認できるよう、NBNのウェブサイトも数週間以内にアップデートされる。
通信大手テルストラは、「顧客への影響を最少にするため、情報提供を続けるとともに、サービス切断に伴う責任についてNBNCo社およびオーストラリア競争消費者委員会(ACCC)と協議する予定だ」と声明で述べた。