【シドニー28日AAP】 英王室のハリー王子(33)が、米女優のメーガン・マークルさんとの婚約を発表した。2人は人道主義を促進する目的で、英連邦諸国を訪問したい考えを明らかにしている。
ハリー王子発起による負傷兵のための国際スポーツイベント「インビクタス・ゲーム」が来年10月にシドニーで予定されていることから、オーストラリアは結婚後の最初の訪問先となる可能性もある。
マークルさんは国連で女性支援の活動にも取り組むほか、NGO「ワールド・ビジョン」の広報官も務める。ハリー王子はテレビのインタビューで、「僕たち2人とも、”連邦諸国の若者たちとともに良い変化をもたらしたい”という熱意がある。そこに多くの時間を費やせれば」と語った。
王子の両親のチャールズ皇太子とダイアナ妃も1983年、結婚後の最初の海外公務先として、生後9か月のウィリアム王子を連れてオーストラリアを訪問した。ウィリアム王子とキャサリン妃も2014年、同じく生後9か月のジョージ王子とともにオーストラリアを訪れている。
コスグローブ連邦総督は「ハリー王子はいつもオーストラリアで歓迎されてきた。今後は夫人を温かく歓迎するのが楽しみだ」と語った。