【シドニー30日AAP】 インドネシアのバリ島で、火山の噴火による影響で足止めされていたオーストラリア人観光客が30日、4日ぶりに帰国の途についた。噴火したアグン山からの火山灰が落ち着き、デンパサール空港が再開したことから、30日だけで18便がオーストラリアへ飛び立った。
18便のうち10便はもともと予定されていたフライトだったほか、8便は緊急の対応として準備されたフライトで、合計3800人の乗客がパース、メルボルン、シドニーに到着した。一方、オーストラリアからバリ島へのフライトの再開については未定となっている。
デンパサール空港では29日、上空の火山灰が風によって吹き飛ばされ視界が晴れたことから、空港を再開し、観光客を出国させた。同空港のゼネラルマネージャーによると、風向きによっては再び空港を閉鎖する可能性もあるという。またヴァージン航空は、30日にバリへ渡航予定だった乗客に100%のクレジットポイントが与えられたほか、予約の変更または行き先の変更を行ったと発表した。