【アデレード1日AAP】 SA州のウェザリル首相は、同州ジェームスタウンで1日、世界最大となるリチウムイオンバッテリーの稼働を開始した。同バッテリーは、電気自動車テスラ・モーターズのイーロン・マスクCEOが設置を約束したもので、12月1日までに完成しなければ、費用は受け取らないとしていた。
ウェザリルSA州首相は声明を発表し、「蓄電施設の建設に関わった人たちに、感謝の意を表したい」と述べ、SA州は7日間24時間いつでも、家や職場へ送り届けることが出来る、再生可能エネルギー分野で世界をリードする立場にいると高く評価した。
SA州では1日、日中の気温が30度まで上昇。同蓄電施設からはすでに州の電力網に送電を開始しているもようで、停電の際には3万戸の住宅に最大1時間の送電が可能だ。マスクCEOは先に、オーストラリアのテクノロジー企業大手のキャノンブルックス氏に対し、100日以内に設置できなければ費用を受け取らないという賭けを行い話題となっていた。