【NSW州タムワース2日AAP】 NSW州ニューイングランド地区で行われた補欠選挙で、先立って二重国籍であると判明したバーナビー・ジョイス元副首相が圧勝した。ターンブル連邦首相は、「ジョイス氏、保守連合、政府への信頼を表す結果だ」と喜びを示した。
ジョイス氏は10月末、ニュージーランド国籍を保持していることがわかって副首相から退いた。同氏は16人の対立候補者とともに今回の補欠選挙に臨み、60%以上を獲得した。地元の有権者らはジョイス氏の再選を歓迎しつつ、「補欠選挙の財源は保健や学校、警察などに使うことができた」と憤りも示した。
ジョイス氏は4日、キャンベラで国民党の党内会議に出席する予定だが、下院議会で座席を得るのは早くとも今週末になるとみられる。2週間後には、同様に二重国籍問題で議員資格を失った、自由党のジョン・アレクサンダー氏がベネロングでの補欠選挙に挑む。対立候補には、労働党のクリスティーナ・ケネリーNSW州元首相が出馬する。