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汚染パニックはメディアが原因 国防省

【ダーウィン6日AAP】  国防省は、全国の関連施設で使用された泡沫消火剤に発がん性物質が含まれていたため、周辺地域の水路などが汚染被害を受けたとされる問題で、メディアがいたずらに報道を拡大させたために混乱が広がっているとして、報道のあり方を批判する姿勢を示している。

 

オーストラリア国内では、NT州キャサリンが3番目の汚染地域と認定され、住民らに無料の血液検査を実施することが決まった。キャサリンの周辺住民は、2か所の小川にいた魚や甲殻類から汚染物質が検出されたとして、魚を食べたり小川で遊泳することが禁じられている。

 

一方、国防省の高官であるグルゼスコウィアク氏は、問題となっている消火剤が人の健康に影響を与えたとする一貫した証拠はつかめていないとして、一部のメディア報道にある程度の誇張が含まれているとの考えを示し、「個人的に(そのような報道は)役に立たないと思う」と述べた。

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