【メルボルン8日AAP】 オーストラリア出身の俳優ジェフリー・ラッシュ氏は、タブロイド紙「デイリー・テレグラフ」が、過去に共演した女優に対し不適切な行為があったなどと報じたことについて、名誉棄損に当たるとして訴訟を起こす構えを示している。
ラッシュ氏は「テレグラフ紙は、軽蔑的かつ屈辱的な誤った報道で、私の名誉に取り返しのつかないダメージを与えた」と訴え、妻や子供、親族や仕事仲間を深く傷つけたと強く非難した。デイリー・テレグラフ紙は、同氏が2015年と16年にリア王で共演した女優に対し、不適切な行為があったと報じている。
一方、テレグラフ紙のエディター、クリス・ドア氏は、ラッシュ氏が法的措置をとるとしていることについて、「シドニー・シアター・カンパニーが、ラッシュ氏に対する苦情申し立てを受け取ったことを、正確に報じただけ」と述べ、法廷での争いに応じる考えを示している。