【キャンベラ22日AAP】 経済刺激策の一環として行われていたファースト・ホーム・バイヤー・ボーナス(初めて住宅を購入する人への支援金)の増額は、今月末をもって終了する。ボーナスが増額されてから、これまで14万人以上が新規に住宅を購入した。
ラッド政府は昨年10月、同ボーナスの金額を、既存の住宅を購入した場合は1万4000ドル、新築住宅を購入した場合は2万1000ドルに引き上げた。引き上げ前の金額は7000ドル。この特別増額は今月末までで、10月1日以降はそれぞれ、1万500ドル及び1万4000ドルに引き下げられ、来年1月1日以降は、いずれの場合も支援金額は7000ドルに戻される。
住宅ローンのブローカーによると、ボーナス額引き下げが目前に迫っている現在、人々が慌てて住宅購入を決めているような様子もないという。また、今年5月の住宅ローン契約件数のうち、新規住宅購入者は28.5%という記録的な割合だったが7月には25.7%に落ち込み、新規住宅購入者数は減少傾向にある。