一般

教会団体による雇用差別を容認 VIC州

【メルボルン27日AAP】   VIC州政府は27日、宗教団体による同性愛者やシングルマザーへの雇用差別を許容すると発表する予定。教会団体が信仰を害すると思われる人物の雇用を拒否できるという計画を、ハルズ法務長官がすでに承認している。

計画では、教会団体が性別や性的指向、結婚歴、養育上の立場などを理由に、雇用差別することを許容する代わりに、人種、年齢、身体障害、政治的信条、母乳育児、身体的特性などを理由に雇用差別してはならないとされている。VIC州の機会均等法がこのように変更されることについて、評論家らは憤慨しているが、その一方で教会指導者らは決定を喜んでいる。

新計画では、信仰を害するという理由で雇用拒否した場合には、協会側はその根拠を証明しなければならなくなる。けれども、差別を受けた被害者が公式に不服を申し立てる際の負担は改善されていない。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら