【シドニー28日AAP】 NSW州交通安全信頼監督機関がシドニーのシティーレールの利用客に対し行った調査結果が発表され、車内の過度な混雑が原因で、通勤客の5人に1人が毎月少なくとも1度は乗車予定の電車に乗れない状況に陥っていることが分かった。ラッシュ時の交通機関にうんざりしていると回答した利用客は51%を占め、車内の混雑は依然として大きな問題となっている。
一方、キャンベル運輸相は、電車の発着時間の正確性やシティーレール職員の知識や仕事ぶりに関する評価は改善されているとし、「2009年度の調査結果は利用客の満足度が最初に実施された6年前の調査以来最も高いものとなった」と述べた。安全面に関する職員の対応についての評価も68%から74%へ増した。
運輸相は10月から新時刻表が導入され、平日の運行本数が100本以上増加することで、利用客の満足度はさらに向上すると語った。