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死刑回避の男、2度目の殺人で有罪

【メルボルン28日AAP】   殺人罪で40年前に死刑判決を受けた男が、2度目の殺人を犯した罪で有罪判決を受けた。

レイ・ロビンソン被告(61)はVIC州フランクトンで昨年4月末、元恋人で2児の母であるトレーシー・グリーンバリーさん(33)を銃殺。29日の裁判で有罪判決を受けた。同被告は1968年、当時17歳の元恋人を殺害した罪で死刑判決を受けたが(注:オーストラリアでは現在、死刑制度は廃止されている)、後に減刑され、1983年に仮釈放された。しかし、その後も強姦罪や窃盗罪などで刑務所を出入りしていた。

この日の裁判では、グリーンバリーさん殺害時の状況について、被告の車両にあった銃を見た被害者は慌てて隣人宅に逃げ込んだが、ロビンソン被告は至近距離から後頭部に発砲し殺害したことが明らかにされた。また殺害後すぐ、被害者のパートナーを呼び「おい、子供を呼べ。母親は死んでしまったぞ」と告げたとも述べられた。ロビンソン被告は、発砲はあくまで事故だったとし、無実を訴えたが却下された。今後、判決前審問が行われる。

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