【シドニー15日AAP】 NSW州政府の報告によると、同州で10世帯のうち9世帯がたばこを吸わないとわかった。喫煙は同州で、依然として病気や早産の主な原因だ。
1997年に同州の成人の25%が喫煙者だったが、2016年には15%に減少した。現在、たばこを吸わない家に住む成人の割合は94.3%。数々の非喫煙キャンペーン、法制定、たばこをやめたい人のための支援プログラム、たばこ業界への順守要件などが喫煙率の減少につながったといえる。先住民族の喫煙率も、2008年のおよそ43%から2016年は40%に減少した。
州保健局のジョー・ミッチェル事務局長は15日、「喫煙は当人だけでなく周りの人にとっても危険だ。命への影響削減に全力で取り組む」と声明を発表した。