【シドニー19日AAP】 中東の紛争地帯で戦闘に加わったとして、シドニーの男(25)が逮捕された。外国人戦闘員としての逮捕は国内初。
男は19日午前、シドニー南西部のマウント・ルイスで逮捕された。2015年3月にシリアの紛争地帯に向かい、テロ組織のために闘った後、同年10月に帰国したとされる。警察は男を帰国以降監視していた。男は、敵対行為に関与する意図と外国侵略の罪で起訴され、有罪が認められれば終身刑が課せられる。さらに、紛争地帯に向かったことで懲役最長10年にも値する。
捜査には、オーストラリア安全保障情報機関(ASIO)を含むNSW州合同テロ対策班、州および連邦警察が加わった。今回の逮捕について、連邦警察のジェニファー・ハースト警視監は「長い、慎重なプロセスだった」と話した。