【メルボルン20日AAP】 アルディで今年6月と7月に販売された圧力鍋が爆発し、6人が火傷を負った事故で、消費者団体「チョイス」は消費者を守るために新しい回収システムを確立するよう訴えている。
クロフトン・シェフ・コレクションの圧力鍋は 100度以上の温度で茹でることで時短に調理ができるが、爆発により、火傷のレベルが第2度または第3度の傷を6人が負った。被害者の1人は爆発した圧力鍋から1メートルほど離れたところに立っていたという。
合計で8405個の圧力鍋が購入されているが、4分の1にも満たない数しか回収されていないという。
チョイスは 、 取扱製商品に欠陥・不良があった時の回収の情報を企業が開示しなくてもいいことに驚きを見せており「製商品に問題があった時、消費者は詳細や企業の対応を知る権利がある」とした。
アルディのスポークスマンは購入者に対して、圧力鍋を使用しないこと、店頭での返却と全額返金の対応をしており、購入者に回収を呼びかける広告を出す予定でいると述べた。