【シドニー22日AAP】 豪政府がタミル人亡命希望者を国外退去させたことを受けて、国連は国際協定に違反するとして政府の対応を非難した。
亡命希望のラジャさんは2012年にスリランカで迫害から逃れるため、ボートに乗りオーストラリアに到着したが、今年10月1日の締め切りまでに難民認定の申請をしなかったために、今週にシドニーから強制送還されたという。
)は22日に「豪政府の今回の強制送還は国際協定に違反している」とし「豪政府が難民認定手続きを行い保護するべきだった」と述べた。
「強制送還された場合に危険や迫害を受ける深刻なリスクがある 」亡命者の国際保護が守られなかったとし、「オーストラリアも加入している1951年の難民保護条約に基づき、すべての亡命希望者は難民認定を要求する権利がある」とした。