【メルボルン22日AAP】 弓矢を用いて少なくとも3頭のカンガルーを死なせた男に対し、裁判所は懲役12カ月を言い渡した。
ジャスティン・スタブロポーロス被告(27)は今年4月と5月、メルボルン北部で狩猟を行った際、弓矢でカンガルーを撃った。弓矢を隠し持つためカモフラージュ用の装備をしていたという。4頭目のカンガルーは臀部(でんぶ)に矢を受けた状態で発見され、複数の手術を受け回復した。同被告は動物虐待及び保護野生動物を狩猟した罪で起訴されていた。
22日、ハイデルベルグ簡易裁判所で開かれた裁判で、グルビサ裁判長は、弓矢での狩猟は動物に極度の苦痛を与えるものであり、被告の年齢の若さや過去に犯罪歴がないことを考慮しても、被告の犯行は懲役刑に値すると述べた。弁護側はすぐに控訴。来年3月に審問が行われる。