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マラリンガ核実験場を先住民に返還

【アデレード18日AAP】   1953年から1963年まで英国の核実験場として使用されたSA州マラリンガの土地が、先住民アボリジニに返還された。

18日に行われた式典には地元のマラリンガ・チュールッチャ先住民が出席した。この50年間、先住民が求め続けてきた土地返還がようやく達成された。

マラリンガの土地の一部はすでに1984年に返還されており、1991年にさらに2カ所の区域が返還された。今回返還された「セクション400」は、土地面積3100平方キロで、セドューナの北西およそ300キロに位置しており、核実験場として使用された土地のうち、返還されていない最後の区域だった。

ウェザーリルSA州先住民問題相は「マラリンガ・チュールッチャ先住民は、想像を絶する経験を強いられた。彼らは無理やり土地から追い出され、彼らの聖なる土地は核実験場として使用され、彼らの社会や信仰にとって大切な部分が奪い去られた」と述べた。

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