【シドニー2日AAP】 シドニー・モーニング・ヘラルド紙は2日、移植用の臓器を売って違法取引を行っていたインド人医師アミット・クマール容疑者(通称ドクター・ホラー)から豪人が腎臓を買っていたと報じた。インド中央捜査局の調書によると、クマール容疑者は臓器を富裕層に売り、外国人客からの報酬を海外の口座で受け取っていたという。
クマール容疑者は国際手配犯に登録された後、2008年にネパールで逮捕されたが、同容疑者に対するマネーロンダリング容疑についてはインドの調査局側が1年以上前に提出した要求に豪連邦警察がいまだ対応していないことで、調査が遅れている。豪連邦警察は「外国の捜査局によって行われている調査に関して発言するのは不適切である」とし、コメントを避けた。