【シドニー7日AAP】 NSW州政府は7日、シドニーのセントラル駅の改修費用として9億5,500万ドルを拠出することを明らかにした。通勤客への影響は最小限にとどめるとしており、工事は近く始まるとみられている。
セントラル駅の改修工事は、建設大手レイン・オルークが請け負うことが正式に決定している。同社は先に、1億ドルをかけて行われたウィンヤード駅の改修工事を完了させたばかり。セントラル駅の工事では、新たに地下のプラットフォームとコンコースを設置し、2022年までに完工する予定だ。
NSW州の運輸相は「改修工事でセントラル駅の絡まりがほどけるだろう」と述べ、鉄道の利用者に迷惑をかけることなく工事を行うと説明した。一方、シドニー・トレインズのコリンズCEOは「難しいプロジェクト」ではあるが、1日当たり40万人が改修による恩恵を受けることになると期待を示した。