【パース8日AAP】 WA州パースのベルドンに住む少女が今月3日、自宅の庭にある水道の蛇口に触れた際に感電した事件で、少女の容態は安定してはいるものの、依然として重篤であることが分かった。少女は搬送先のプリンセス・マーガレット病院で治療を受けている。
被害に合ったのはダニシャー・ウッズさん(11)で、担当の医師によるとダニシャーさんは脳に大きいダメージを受けているようだ。ダニシャーさんが感電した原因について、WA州電力当局のディレクター、マイケル・バンコー氏は、住宅の電力供給に使用された中性線に欠陥があったとの見方を示している。
WA州のマゴーワン首相は、数百万ドルの賠償金を支払う可能性が浮上していることについて、「しかるべきタイミングが来た時点で検討していく」と述べ、「現時点では、少女と少女の家族を支援していきたい」との意向を示した。また、WA州のティンリー住宅相は、少女の家族のために住宅を確保し、母親と転居の手続きを進めていると説明した。