【シドニー12日AAP】 シドニーのフィッシュ・マーケットで、違法に獲られた1トン以上の小魚が押収され、男2人が起訴された。実刑および最大で罰金20万ドルを科される可能性がある。
NSW州水産局は先月、違法サイズの魚の闇取引についての情報を受けたため、調査を行ったところ、体長30センチ以下の禁止サイズの魚が大量に発見された。さらに、水産局職員がNSW州南部ウァドゥラで漁船を調査したところ、多数の資料や違法漁具が発見された。42歳と39歳の男2人が、違法サイズの魚の漁獲および販売罪、違法漁具の所持罪、職員への恐喝罪で起訴された。
「水産資源を保護するため、漁獲・販売できる魚のサイズが決められている」とワンNSW州第一産業相。今回押収された魚は、慈善団体Ozハーベストに寄贈されており、Ozハーベストはシドニー周辺の様々な慈善団体にこれを分配したという。ワン相は「小さな魚を大量に転売することは不可能だったため、慈善団体に寄贈することになった」と説明した。