国際

捕鯨問題でグリーン党が強気の姿勢

【メルボルン13日AAP】   グリーン党のブラウン党首は12日、日本で逮捕された反捕鯨活動家の解放を求める国際的キャンペーンを支援すると宣言した。

シーシェパードのメンバーのピーター・ベスーン氏が、12日に東京で逮捕されたのを受け、ブラウン党首は「(日本の法廷には)私たちの知っているような陪審制度がない。ベスーン氏の解放を求める国際キャンペーンが行われるだろう。次第に静まるだろうとオーストラリアやニュージーランド当局が考えたとしても、そうはいかない」と述べた。

また、ブラウン党首は豪連邦警察が先週ホバートで反捕鯨活動船「スティーブ・アーウィン」号の捜索を行ったことについて「豪政府は日本からの圧力につぶれた」と強く非難した。

ベスーン氏は、先月15日に南極海で第二昭南丸に不法侵入した容疑で逮捕されている。ベスーン氏は、自らが船長を務めていたアディ・ギル号が第二昭南丸と衝突した事故について、乗組員に対する殺人未遂だと主張し、賠償金300万米ドルを要求している。シーシェパードは今シーズンの南極海での反捕鯨活動は終了しており、約700頭のミンククジラが捕獲されたとしている。

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