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不正受給の保護手当 4,300万ドル回収

【シドニー16日AAP】  連邦政府は、預金高や資産を隠し、不当に保護手当を受給した人たちから、これまでに4,300万ドルを回収したことがわかった。政府は、オーストラリア取引報告分析センターと共に取り締まりを行っており、これまでに返金を求められた人の数は、1,000人以上となっている。

 

返金を求められたうちの一人は、NSW州障害者サポート制度の申請者で、過去4年間のうち銀行口座に70万ドルの預金を保有していたが、これがどこから得た収入かを説明することが出来なかったため、総額16万ドルを返金したという。

 

連邦のキーナン人的サービス相は、「制度を悪用している人たちはもちろんだが、中でも経済的に余裕があるにもかかわらず、制度を悪用することは決して見過ごすことは出来ない」と述べ、今後も不正に手当を受給しているケースを洗い出し、返金を求めるとともに法的措置を講じる可能性も示唆している。

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