国際

豪首相 ASEANへの加入は慎重姿勢

【シドニー16日AAP】  連邦のターンブル首相は、インドネシアのウィドド大統領が、オーストラリアが東南アジア諸国連合(ASEAN)に参加するのは好ましいとコメントしたのに対し、「同大統領の言葉に心が温められた」と述べるにとどまり、加入について慎重な姿勢を示した。

 

オーストラリアのシドニーで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)との特別首相会議を前に、インドネシアのウィドド大統領は「経済と政治の安定のためにも良いこと」だとして、オーストラリアのASEANへの加入を支持する姿勢を示した。ただ、オーストラリア外務省は、加入すれば一部加盟国の人権問題に対する発言力が失われ、独立性が脅かされるとの理由から、加入には反対の姿勢を保ってきた。

 

ただ、ビショップ外相は「オーストラリアがASEANに加入のオファーを受けるという栄誉が与えられた場合には、もちろん真剣に検討する」とコメントし、加入の可能性を完全には否定しなかった。また、インドネシアのマルスディ外相は、「オーストラリアとASEANのパートナーシップは今後も成長し続けていくだろう」と述べた。

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