じつは、JAMS.TVはウェブサイトの運営だけではなく、サザンクロスプロモーション(通称:SCP)というビジネスブランドを持ち、媒体の出版をはじめ、イベントの企画・運営やプロモーションなど、幅広い分野を手がけています。
その中の事業のひとつとして、日本人観光客向けのガイドブックの制作があり、じつは日本国内で販売されている、多くのシドニーのガイドブックの出版にJAMS.TVが携わっています。
今も、あるガイドブックの改訂作業を担当させていただいており、先日取材でロックス・マーケットへ行ってきました。
ロックス・マーケットは、ロックスエリアの中心で毎週末開かれるマーケットです。アート作品やファッション、ジュエリー、コスメ、オーガニック食品など、様々な業態の店舗が軒を連ね、その数は200を超えます。
取材当日は、オーストラリアの夏らしいポカポカした天気で、海から吹く風も爽やかで心地よく、しばし仕事のことを忘れ、ボケーっとしながらマーケット内を歩いて現実逃避。その後、一緒に取材を担当していた浜登さんからの無言のプレッシャーを感じて、人気商品の写真撮影や価格調査もきちんとやりました(笑)。
私の経験上、マーケットでのガイドブックや雑誌の取材は、店舗の方からあまりよい顔をされないことが多く、取材をスタートする前は少しナーバスな気持ちになっていたのですが、実際はどの店舗の方も気さくで取材にすごく協力的でした。
ページの構成がすでに決まっており、掲載できるアイテム数や商品説明の文字数が決まっているため、「もう大丈夫ですよ、ありがとうございます」と伝えているのですが、マイペースで心優しいオージーのおばさんは止まりません(笑)。あれやこれやと次々に商品を引っ張り出して、ひとつずつ親切丁寧に説明をしていただきました。
そうして話を聞いているうちに、いくつかの商品がほしくなり、自分用に購入してしまいました。
-クイーンズランド産でシドニーで焙煎されたコーヒー豆
-店員おすすめのカンガルー肉にも初挑戦!
今回は取材でマーケットを訪れたので、いつも以上に積極的に出店者の方に話しかけ、コミュニケーションを取る必要性があった訳ですが、普段からこれくらいオープンにしていれば、自分を取り巻く環境はどんどん広がっていくのだろうなと思いました。
次にマーケットへ足を運ぶ時は、ゆっくりと時間をかけ、ローカルの売り子さんたちとの会話を楽しみながら、買い物をしたいと思います。
文:德田 直大(編集部)
写真:浜登 夏海(編集部)